安東玄人 Gento ANDO - Baritone
国立音楽大学卒業。ロンドンとミラノに留学。E.Veronelli、G.Ciannella、牧野正人、角田和弘、長井則文、西尾優の諸氏に師事。
藤原歌劇団に在籍し、同団「どろぼうかささぎ」裁判官でデビュー後、「蝶々夫人」ボンゾ・ヤマドリ、「ランスヘの旅」ドン・プロフォンド、「トスカ」堂守、「カプレーティ家とモンテッキ家」カペッリオ、「カルメン」ズニガ・ダンカイロ、「ナヴァラの娘」ブスタメンテ、「フィガロの結婚」バルトロ・アントニオ、「ラ・ボエーム」ベノア・アルチンドロ、「ジャンニ・スキッキ」スピネロッチョ、「清教徒」ヴァルトン等度々出演している。日本オペラ協会では「葵上」前駆、「美女と野獣」死神、「天守物語」山隅九平、「夕鶴」惣ど、「魅惑の美女はデスゴッデス!」医者等に出演。いずれも高い評価を得る。世界3大教育音楽祭のPMF2010では世界的指揮者のF.ルイージ指揮・監修「ラ・ボエーム」のコッリーネに抜擢され、同氏から高い信頼を得た。
新国立劇場では「ホフマン物語」ヘルマン、「トスカ(鑑賞教室)」シャルローネに出演し成功を収める。2023年3月にも「ホフマン物語」に同役で出演予定。
特にバッソ・ブッフォの役柄に適したキャラクターを持ち、その折には安定した歌唱と演技で常に好評を得ている。反対に、悪役や、影のある雰囲気を必要とする役にも何故か定評があり、その折にも舞台上での圧倒的な存在感で常に好演を務めている。藤原歌劇団団員。山口県岩国市出身。(2022.3)
【最近の出演】
2023年3月20日 オペラ・ブッファまつり
2022年9月29日《愛の妙薬》ハイライト(ドゥルカマーラ役)
2022年4月28日《ドン・パスクアーレ》ハイライト(ドン・パスクアーレ役)
2019年9月27日《フィガロの結婚》ハイライト(バルトロ役)
2019年5月23日《愛の妙薬》ハイライト(ドゥルカマーラ役)
2018年12月13日《愛の妙薬》ハイライト(ドゥルカマーラ役)